割引券を偽造して加熱式タバコ「アイコス」を購入したとして、警視庁少年事件課は詐欺容疑などで、いずれも東京都狛江市の19歳で私大2年と無職の少年2人を逮捕した。同課によると2人とも容疑を認め「人気商品なのでフリマアプリで高く転売できると友人から聞いた」などと話している。
逮捕容疑は1月18日、狛江市内のコンビニで、3千円分の偽の割引券2枚を店員に示し、アイコス2台を安く購入したとしている。
同課によると、割引券は私大生が本物をコピーしたものだった。また私大生は、1人に1つ割り当てられる「シリアルナンバー」をフリマアプリで購入し、他人になりすまして割引券を不正に発券する手口もとっており、これまでに約60台購入して10台ずつアプリでまとめて転売。1台約1万5千円で出品し、計約40万円の利益を得たとみられる。
アイコスは灰が出ず臭いも少ないことから人気で、各地で品薄の状態となっている。提示した割引券の用紙が本物と違うため、店員が不正に気がついた。